HAL財団

北海道農業に 新しい春(HAL)の息吹きを

満員御礼 中村桂子 いのち愛づる生命誌講座(その3)「農業に学ぶ生きものとしての人間の生き方」

中村桂子 いのちづる生命誌講座(その3)
「農業に学ぶ生きものとしての人間の生き方」のご案内

 現在、福島県喜多方市と北海道美唄市では、小学校の授業に農業を取り入れ、農業を通じた子どもの教育に取り組んでいます。小学校の総合的な学習時間を活用した「農業科」授業は、これまでの“農業を学ぶ”農業体験の域を超え、成功も失敗も含めたトータルとして“農業で学ぶ”ことを目ざす画期的なものです。

 この取り組みは、生命誌の世界を切り拓いた中村桂子さんの優れたアドバイスに基づきスタートしました。中村さんは「人間は生きものであり、自然の一部」という事実を基に「未来を担う子どもたちが生きることの本質を学ぶ機会として“小学校で農業を必須”に」と提唱し、「経済社会の動きを知るための“株”の勉強より子どもたちには大地で育つ“カブ”から学ぶことの方が大事」と語り続けてきました。

 こうした中村さんの未来を見据えた熱い言葉に共感・共鳴した喜多方市、美唄市は小学校の授業に「農業科」を取り入れています。私たちは、小学校農業科の「農業で学ぶ輪」を各地に広げていくことが地球に生きる私たちの未来にとって大変重要な取り組みであると考えています。

 中村さんの「農業の持つ力」や「農業で学ぶことの大切さ」のお話から、生きることの本質を学ぶためにこの講演会を企画しました。

HAL財団理事長
磯田 憲一

日時・場所・定員

日時
2024年6月29日(土)12時30分~14時30分 (開場12時00分)
場所
JRタワーホテル日航札幌 36階 スカイバンケットルーム「たいよう」
(札幌市中央区北5条西2丁目5番地)
参加費
無料
定員
130名(申込制・先着順)

講師

中村桂子

美唄市小学校農業科読本編集委員会特別アドバイザー
JT生命誌研究館名誉館長 理学博士、生命誌研究者

主催者

一般財団法人 HAL財団