HAL財団

「家業」から「地域企業」へ

WEB版HALだより「テキスト版」

2024年9月17日号 (通算24-25号)

藤田一咲、北海道に、再び降臨?!

昨年秋の五島軒での撮影以来、2度目となる、カメラマン藤田一咲さんの登場です。
これぞ、一咲さん!という出で立ちで、帯広空港に現れました。

今回は、十勝の農家を回り、一咲さんのカメラを通して、それぞれの農家さんの取り組みやこだわりをリポートするということで、私、HAL農業賞アンバサダーの渡辺陽子もお供しました。撮影は、8月4日から6日にかけての3日間。真夏の暑さを覚悟していきましたが、曇り空に助けられ(写真を撮る一咲さんとしては、大変だったかも)、気温も25度前後で助かりました。

1日目は、こちら!
「新得そば」で有名な新得町の「はら農場」のそば畑です。
白い花が咲き、モンシロチョウやミツバチが忙しなく飛びまわり、ここは天国か?!というような雰囲気が漂っていました。


しかし!畑のすぐ横の林の木を見ると…

爪痕が生々しいですね。ちょっと怖かったです。そんな中、一咲さんは、時に、このように寝転がりながら、

時に、自分の撮影風景を動画に撮りながら、

様々な角度から、そば畑を撮影していました。


はら農場は、化学肥料や農薬、除草剤を使わないなど、こだわりをもって栽培をしているそうです。
さあ、一咲さんのカメラを通すと、どんな景色が見えるのでしょうか?
乞うご期待です!

それにしても、一咲さん、水色の長靴が似合っていますね。パリの雰囲気を感じるのは、私だけでしょうか(笑)。

「撮影2日目は、藤田一咲、本別に降臨!」

本別町の福田農場で、私たちを出迎えてくれたのは、この方!

代表の福田博明さん。
福田さんは、温厚なお人柄で、信念をもって真摯に農業に取り組んでいます。素人の私の質問にも、丁寧に答えてくださいました。

今回、まず、見せていただいたのは、「スペルト小麦」の畑。
皆さん、ご存じですか?

私は初めて、見たのですが、普通の小麦より、背が高く、ワイルドな姿をしていました。

一部は、身長177センチの福田さんの首あたりまで成長していましたよ。ワイルドでしょう!!

スペルト小麦は、古代小麦の一種で、小麦アレルギーを発症しにくく、栄養が豊富などの特徴があるそうです。
ちょうど、刈り取り作業をするということで、なんと!コンバインに乗せていただきました。

日本一大きなコンバインだそうで、目線が高いので、広がる小麦畑を一望できて、最高でしたよ。
一咲さんは、どんな写真を撮っていたのかな。出来上がりが楽しみです。

次に見せていただいたのは、牛の餌となるデントコーン畑。

福田さんのところのデントコーンは、茎が太くて、葉も厚みがある。ゆっくり成長させているから、栄養価の高いデントコーンになるとか。
だから、福田さんのところの牛は美味しくなるんですね。

福田農場での撮影は、広い畑を行ったり来たり。撮影が終わり、帰りの車の中で…
お疲れ様でした。

「撮影3日目も、藤田一咲、神業発動!?」

柵なしで、こんなに近くから、牛を見たのは初めてです!

ここは、上士幌町の十勝しんむら牧場です。
24時間オールシーズン放牧していて、牛たちは、朝晩2回の搾乳以外は、草を食んだりして、のんびりと過ごしています。

この子は、ジャージー牛の「じゃーこちゃん」

しんむら牧場のマスコット的存在だそうです。

私が牛たちと写真撮影を楽しんでいる間も黙々と写真を撮り続ける一咲さん。

一咲さんが撮影していると、不思議と牛たちが寄って来たりして、歓迎しているようにも見えました。最後には、どこに一咲さんがいるのかわからないくらいに、牛たちに馴染んでいましたよ。

こちらには、豚や馬もいます。
豚も一咲さんが好きみたい。興味津々に集まってきます。

馬もいて、豚と仲良く餌を食べていました。

なかなかない光景ですよね。
丸い背中としっぽが可愛い!ただそれだけの写真です。

やぎもいました!

やぎは、しんむら牧場の草刈り隊なんだそうです。雑草をきれいに取ってくれる働き者です。

そして、しんむら牧場の牛乳をいただきました!



濃厚だけど、後味がさっぱりとした美味しい牛乳でした。ご馳走様でした。

さて、牛乳の撮影をする一咲さん。
私が撮ると、こんな写真。


なんだか雑然とした、とりとめのない写真ですが、一咲さんが撮影したら、どうなのか?
その神業は、後日、アップされますので、お楽しみに!

さて、こちらでは、しんむら牧場で人気のミルクジャムとスコーンを撮影中。


HAL財団の山京さんも助手を務めます。

こちらはHAL財団の上野さんが、撮影している一咲さんを撮影しています。
撮影旅行中は、あちこちで、こういう状態でした。

最後の撮影は、十勝産小麦100%の美味しいパンが常時、およそ100種類も並ぶ、帯広の満寿屋商店の「麦音」

せっかくだから、撮影しようか!と、急遽、伺いました。
そんな突然の訪問にも、快く対応してくださったのが、この方!

天方慎治さん。
美味しいものを作る方に共通する、温厚で、素敵な笑顔の方です。

パンをかごに入れて、撮影準備。
素人の私が撮ると、こんな感じ。

さて、一咲さんにかかると、どうなるのでしょうか。
お楽しみに。

3日間の十勝撮影旅行は、これにて終了。
帰りには、タンチョウが、お見送りをしてくれました。

さあ、一咲さんの写真や動画も、近々、アップされる予定です。それまで、もう少し、お待ちくださいね。

今回、十勝で出会った皆さん、ありがとうございました。また、お会いしましょう!

この記事のURLhttps://www.hal.or.jp/column/2082/