2024年4月16日号(通算24-3号)
HAL財団事業部の仕事紹介
23期を迎えたHAL財団の事業年度。今年度はどのような業務を行っていくのか、2回に分けて組織ごとに紹介いたします。今回は、HAL財団事業部の業務内容です。
HAL財団事業部の仕事紹介
HAL財団事業部は、農業の企業化をはじめとして、地域農業のブランド力の向上、環境保全型農業の啓発と促進、農業や農村の持つ価値の創造や活性化、農業や農村の歴史・文化の理解と共感を深める活動、各種調査研究などを行うことで、北海道農業・農村の持つかけがえのない価値の創造を目指しています。今年度もこの目標を実現するために、これからご紹介する業務をスタッフ一同で取り組みます。
農業の企業化やブランド力の向上
農業経営及び地域農業の企業化をサポートするため、一般社団法人北海道農業法人協会などと共同で企業化に向けた経営力の向上や経営マインド、チャレンジ意欲の機運醸成、地域農業のブランド力の向上に向けたセミナー、講習会を開催します。
環境保全型農業の普及啓発と促進
農産物の安全や安心の確保はもとより、労働安全の観点に立ち、国際規格となっているGLOBAL.G.A.P制度や特別栽培農産物の認証取得・維持を図るため、制度の説明会などを開催し、広く普及啓発を行います。
農業や農村の持つ価値の創造や活性化
農産物の価値や農業の持続性を高め、地域の農業や農村の活性化を支援するため、公益財団法人はまなす財団と共催で地域づくり活動発掘・支援事業を実施します。
「大地の侍」上映セミナー
北海道の農業・農村に対する理解と共感のすそ野を広げるため、2021年にスタートした映画「大地の侍」上映セミナー巡回プロジェクト。昨年度までに97回の開催と、3,900人を超える参加がありました。今年度も多くの皆様に参加していただけるよう、各地でこの取り組みを展開していきます。
小学校「農業科」の取り組み促進
北海道の農業・農村の新たな価値の創出のため、これまでの“農業を学ぶ”農業体験から“農業で学ぶ”を取り組みの方針とした「農業科」を広く促進します。
今年1月には、全国初の「農業科」を平成19年度から取り入れている福島県喜多方市から職員を招き、総合的な学習の時間を活用して「農業科」を昨年度スタートさせた美唄市ほか道内自治体、関係団体を対象とした情報交流会を開催しました。
静内農業高等学校との共同研究事業
企業的農業経営や地域農業等の持続的発展のため、今年度から、静内農業高等学校と連携した共同研究事業に取り組みます。
農業の6次産業化や環境保全型農業の実現、馬事文化の継承・発展に向けた取り組みを推進していきます。
ご意見、ご要望がありましたらinfo@hal.or.jp までメールをお寄せください。