広報

北海道農業・元気プロジェクト

2010/2/25

北海道農業・元気プロジェクト活動報告
平成21年度 全道研修会・HAL認証農産物協議会総会を開催

日本全国から求められるHAL認証農産物へ

 1月28日、29日の両日、平成21年度HAL認証農産物協議会全道研修会およびHAL認証農産物協議会総会が、ハイランドふらの(富良野市)で開催されました。
 開会にあたりHAL財団理事長の磯田憲一が挨拶。「農政がどのように展開していくか明確ではないが、北海道の潜在力を活かしながら我々の持てるカを十分に発揮して、六次産業化への一歩としたい」と発言。続いてHAL認証協議会会長の大川博文氏から、「これからは安全・安心というだけではなく、安定・安価も要求される。ただ経済を求めるだけではなく、日本全国からHAL認証農産物を求めるお客様が増えるよう、頑張っていきたい」と力強い挨拶がありました。
 その後、HAL認証農産物への取り組み事例の発表が行われ、富良野市の昴の会からは玉葱、倶知安町の原田産業からは馬鈴薯、そして苫前町の無限樹からは南瓜に関する取り組みの成果が発表されました。発表では、化学肥料・農薬を慣行栽培より50%削減して栽培するための施肥設計や防除体系についての報告があり、収量・品質を上げるための取り組みが具体的に紹介され、今後の課題について質疑応答が行われました。
 引き続き、HAL財団理事企画業務部門長の中村眞から「HAL認証農産物取扱要領」の設定目標と販売の基本方針について「栽培を行うときの土壌分析診断、生産履歴の開示、残留農薬の検査といった安全の証明については既にHAL認証基準というものがあるが、この要領はその基準を踏まえた上で、コストや流通上のロス軽減、さらには品質向上に努めていくうえでの指針となるものである。」と説明があり、明文化する意義が伝えられました。
 その後、HAL認証農産物協議会総会と北海道農政事務所所長の大杉武博氏の講演、交流会が行われ、翌29日は東海コープ事業連合副本部長の小西稔氏の講演、HAL認証基準についての報告、資材・種苗紹介などが行われました。
 

「これからの農政」について学ぶ 〜戸別所得補償制度とWTO交渉〜

 28日に行われた北海道農政事務所大杉武博所長による講演では、農業生産者にとって最も関心の高い「戸別所得補償制度」と「世界の中の日本農業」についてお話しいただきました。
 第1部「米政策の大転換―戸別所得補償制度の創設―」では、戸別所得補償制度モデル対策は「水田利活用自給率向上事業」「米戸別所得補償モデル事業」の二本の柱で構成されている、という説明がありました。
 「水田利活用自給率向上事業」は、麦・大豆を始め、米粉用米や飼料用米といった新規需要米などの戦略作物の生産を行う販売農家に対して、生産数量目標の達成にかかわらず、主食用米並みの所得を確保し得る助成金を全国統一単価など分かり易い仕組みで交付される、という内容。また、水田農業経営への助成である「米戸別所得補償モデル事業」は、米の生産数量目標に即した生産を行った販売農家・集落営農のうち、水稲共済加入者または前年度の出荷・販売実績があるものに対して、10アール当たり1万5千円の定額部分を交付。そして当年産の販売価格が過去3年平均の販売価格を下回った場合、その差額を基に変動部分を交付する、という内容であるとの説明がありました。
 平成22年度はこれらの助成をそれぞれ行い、また、激変緩和措置を講じ'翌平成23年度からの本格実施へ円滑な移行を目指すということが紹介されました。
 第2部の「WTOドーハ開発アジェンダと農政改革の推進」では、日本農業が置かれている状況や諸外国の交渉上の立場についての解説として、2001年のドーハ・ラウンドの立ち上げから10年に渡って行われてきたWTO交渉についての紹介がありました。特に、農業生産者に関わりの深い、関税率や関税割当枠など具体例をもとに、過去のGATTウルグアイ・ラウンドとドーハ・ラウンドの比較を織り混ぜながら、わかりやすくご説明いただきました。国内の農業政策のみならず、諸外国との交渉を含めた農業の将来について、参加した生産者の方たちは真剣な表情で聞き入り、熱心にメモを取る姿も見られました。

 

平成21年度HAL認証農産物協議会総会

28日16時からHAL認証農産物協議会総会が行われ、本年度の事業報告と平成22年度の事業計画についての発表、今後の生産物への取り扱いや注意事項についての具体的な説明が行われました。

主な報告事項

平成21年度HAL認証農産物協議会の活動実績
2月:ブロック研修会(恵庭市、芽室町、富良野市)
5月:南瓜講習会
7月:玉葱講習会
8月:ニンニク栽培講習会
10月:イオン産地視察(JA苫前)
12月:ブロック研修会(恵庭市、富良野市、芽室町、倶知安町)
1月:総会・全道研修会
その他:事業運営・改善について役員会を開催

事業計画の主な内容

平成22年度HAL認証農産物事業計画
2月下旬:ブロック研修会
4月下旬:南瓜栽培講習会(富良野市他)
6月上旬:南瓜栽培講習会(富良野市他)
7月上旬:ニンニク栽培講習会(十勝他)
8月下旬:ニンニク栽培講習会(十勝他)
1月下旬:総会・全道研修会
その他:販売促進活動、役員会、出荷目合せ会など都度開催予定
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